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施工中現場のご紹介
2021年3月3日 現場報告ご挨拶
こんにちは。
建設本部所属のOです。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
今回はご紹介するのは、現在進行中の施工現場についてです！
どんな現場？
場所は鳥取県で、高圧2か所、低圧2か所の計4か所の工事を進めております。
私の主な業務は資材購買に関わる部分になるのですが、
この現場の部材発注において、最初から最後まで苦慮したのが、基礎の選定です。
現場の地盤はさらさらの砂地盤なので、地耐力が低く、フェンス基礎、架台基礎、防草シートといった、地面に固定する必要がある部材に影響が出ました。
その中でも特に難儀したのは架台基礎です。
今回の現場はいわゆる日本海側気候で、夏場は晴天が多く、冬場は降水（降雪）が多い地域になります。
そうなると当然、設計基準の一つである“垂直積雪量”の数値も高くなり、積雪の分だけGL高を上げなければいけない、という事になります。
つまり…
・地耐力が低いにも関わらず
・積雪を考慮してパネルと地面との高さを上げなければならず
・風荷重、積雪荷重にも耐えうる基礎設計にしなければならない という状況でした。
強度を出すだけであればいくらでも手はありますが、施工性や予算の事も考えると、これがなかなか確定できず、相当難儀しました。
最終的にはメーカー様含む、様々な関係者の方々と何度も協議を重ねたり、試験杭の打設を行ったりという過程を経て、ようやく杭長を通常より長くするという方針が定まり、発注する事が出来ました。
ここが一番のネックだったため、発注が完了した時は、安堵からため息がもれました。
現在の現場状況
発注が一段落したのも束の間、今は現場に常駐して、部材の搬入計画を立てつつ現場管理のお手伝いをさせて頂いております。
現在は、高圧現場2ヶ所の内、片方だけはパネル設置までほとんど完了しました。
残りはフェンス、電気と、作業工程の都合で残していたアレイの組立を行えば、こちらの現場はほぼほぼ完了となります。
もう片方の高圧現場もかなり仕上がってきており、あと少しで土工事と防草対策工事が終わる予定です。
土工事の完了と、部材の納品を待って、杭打ち～組立～電気工事を順次開始していく計画です。
終わりに
今年はここ数年なかった10cm以上の積雪が、年始から数えて3度もあったり、コロナウイルスの影響による世界的なコンテナ不足、船便の乱れにより、納期が大幅にずれ込んだりと、いろいろな事態が発生しています。
そんな中でも、なんとか工程に乗せようと尽力していただいている協力業者様にはただただ感謝しかありません。
私も微力ながらサポートしていきたい所存です。
それでは今回はこの辺りで。
次回も見ていただけたら嬉しいです。
Written by O