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CAD設計ブログ -第四弾-
2020年10月22日 CAD設計こんにちは!
i-construction部のSです。
第四弾は前回お話させて頂いた図面の中で最も重要な「パネルレイアウト図」についてお話していきたいと思います。
パネルレイアウト図とは事業区域内にどのようにパネルを設置するのかを示した図面となります。
図面を書く前までは、単純にパネルを事業区域内に置いていけばいいと思っていましたが、実際に図面を書いていくにつれ、そんな単純なことではないということを学びました。
まずは、設置するパネルの角度と構成を決め、CAD上に作成していきます。
角度がつくことにより平面図での縦の長さが変わってくるので角度を考慮して作成します。
積雪量によって角度が変わる場合があるので、気象条件を調べておくことは必須です。
次に、離隔距離を計算していきます。
離隔距離とはパネルとパネルの間の距離のことです。
パネルに影ができると発電できなくなってしまうので、影がかぶらないように離隔がどのくらい必要なのかを計算していきます。
まず、土地の太陽の高度と方位を調べていきます。
その数値をもとに比高1mあたりの影の水平距離を算出することで、離隔距離を出すことができます。
パネルは基本、南向きに設置していくのですが、斜面に沿って設置する場合は方位角によって離隔距離が変わってくるので、その場合は方位角を考慮した数値を出さなければなりません。
上記二点をふまえ、パネルレイアウト図を作成していきます。
造成がある場合は、造成計画によってパネルの設置できる範囲が変わってくるので、設置できる範囲にパネルを置いていきます。
第一弾~第四弾で太陽光発電所建設の際にi-construction部で行う主な作業を紹介させていただきました。
図面を作成していく中で、太陽光発電の奥の深さを改めて実感することできました。
今回で、私のCAD設計ブログは終了となります。
次回から新しい企画で掲載予定です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。